TAMIYA FF02

TA-04Rの導入に伴い、セカンドマシンとなったFF-02・・・しかし、このまま忘れられるのもしのびない。
そこで!田宮レースのレギュレーションから外れ、前輪駆動でどこまで四駆にせまれるか挑戦しているのがこのマシンです。

…とは言え、FF-02も発売から10年近く経ち、現役のM03と共有の前後ブロックと駆動系はともかくTL-01用を使用するボディマウントや、専用設計の
センターブロックは入手困難に…

さらに2.4GHzに移行中の為メカ不足で現在不動車です(汗)

フロントバンパーはバハチャンプ用の2分割バンパーにTT-01用のウレタンバンパーを両面テープとグラステープで固定して使用。
フロントアップライトをスクエアのTA-04用アルミ製に。
アンプ(キーエンスA-01)、受信機(現在メカ不足のため未装着)をシャーシ内に内蔵。
TL-01ロングサスキットのハブキャリア類とTB-EVO2のカーボン混入サスアームでワイドトレッド化。
トビークラフトのM-03スピードチューンギヤを使用。
TA03用ボールデフにカワダのせらだまを使用。今までと逆に軽めのデフに。
フッ素コートTRFダンパーに換装。
フロントのアッパーアーム位置変更プレートをFRP製で作成。
ターンバックルを総チタン化。
シャーシ組み立て用の3×10タッピングビスをピッチの細かい3×10ビスに換え、緩みの防止と強度アップを実現。
さらに負荷の少ない部分のビスはアルミ化、負荷の大きい部分はチタンに。ただし分解はすごい手間です(汗)。
フロントCハブをTA04R用に交換し、キャスターを起こしています。

EK-9

EK-9

●ボディ
ABCホビーのEK-9ホンダシビックTYPE-R。ミラーは付属しないのでヨコモのドリフトカー用エアロミラーを装着。
あえて重量増を度外視し電飾を装備していたりします。

○フロントボディマウントがすぐ後ろに歪んでしまう、と言う人へ衝撃吸収もかねているのである程度は仕方がないのですが、FF-02の場合丁度良いところにダンパーステーがあるので、ダンパーステーとボディマウントをタイラップで縛ってしまいましょう。
これでボディマウントが後ろへ歪むのは多少抑さえられます。

FF02

FF02

●シャーシ
M-03クイックバッテリーホルダーを装着し、バッテリーを右にオフセットしています。

メーカー名を失念してしまいましたがダンパー取り付け位置を変更するアルミプレートを装着。本来はM03用ですが、かなり強引な設計だったので、取り説とは逆に本来のマウントとプレートの間にダンパートップを抱え込むスタイルに。

●メカの搭載
アンプはセンターブロック内部に搭載、下面はでこぼこして固定しにくいので、内側右側面に両面テープで固定。左側の飾り穴(?)を広げてワイヤーを取り出しています。
受信機はリヤブロックに入れますがサイズの大きい物だと少々手こずることに。

アッパーアームマウント

●フロントアッパーアームのロング化
ノーマルのFF-02のフロントサスは沈み込みによるキャンバー、トー角の変化が大きく、コーナー後半での巻き込み横転の原因になっていました。
手っ取り早いのはフロントサスのアッパーアームを伸ばしてやること。シャーシ側だけでは限度があるのでTA-04Rのキングピンピロボールも併用。
それに併せてシャーシ側アッパーアームの支点を8mm上に移動するプレートを作成しました。

現在はFRPで作り直しています(▼コレ)。最終的に中間部外側に設けた穴は不要でした(^_^;

FF02ロングサス

●駆動系
トビークラフトの新型スピードチューン34Tスパーギヤを装着しました旧タイプより若干重量が増加していますが耐久性は向上しています。
ストレートスピードはかなり上がりました。

ピニオンはトビークラフト製のスチールピニオンを使用。低・中速型サーキットではデフロックの回頭性と加速力は大きな武器になりますが、今回装着しているシビックボディなどリヤのオーバーハングが短いハッチバックボディではストレートでふらつきだすと収拾がつかなくなることがあり、あえてノーマルデフに戻しました。
負荷の少ないリヤアクスルのベアリングはスクワットのベアリングカラーを使って1150から850に変更。軽量化と立ち上がりの反応を向上させています。

●タイヤ
タミヤTYPE-Aなど対応温度域の広い物を使用しましょう。(FFは前後タイヤの温度差が発生しやすいので…)
軽く走る程度ならキット付属品のようなスタンダードタイヤも絶対グリップは低いですが扱いやすいです。

●サスペンション
TBエボリューション2のサスアームを使ってワイド化しています。
これにTL01-LAのリヤアップライト、フロントCハブ、フロントアップライト(私はTA-04用を使用しています)を組み合わせます。
左右5mmずつ広がるので6mm厚ハブ使用では0オフセットホイール使用時の全幅は189mm。少し広すぎるので4mm厚ハブを使用します。
駆動輪のユニバーサルジョイントはTB02用の42mmを使用しますが、デフカップに若干のガタが出るのでカップにOリングを押し込んでおきます。
この改造はTL01、TL01LAユーザーさんにもおすすめできます♪

●ステアリング系
私はスクエア製のTA-04用アルミアップライトに換装しています。
TA-04のアップライトはアッカーマンが変化するためややシビアな動きを見せます。

●ダンパー
フッ素コートTRFダンパーに換装しました。サスマウント法を変更したこともあり大幅にセッティングが変わっています
詳しくはセッティングデータの項にて。

●一応セッティングデータ
フロントダンパー
田宮フッ素コートTRF
ダンパー長 61.0mm・2穴ピストン・オイル=ヨコモ450番
スプリング=田宮パープル・テンション6.0mm
ダンパー取り付け位置=ダンパーステー・アルミプレート、標準より約8mm外
ダンパー取り付け位置=サスアーム・内側
リヤダンパー
田宮フッ素コートTRF
ダンパー長 56.0mm・2穴ピストン・オイル=ヨコモ150番
スプリング=田宮旧レッド、ショートタイプ・テンション2.0mm
ダンパー取り付け位置=ダンパーステー・アルミプレート、標準より約14mm外
ダンパー取り付け位置=サスアーム・外側
フロントキャンバー
ネガティブ0.5度
リヤキャンバー
ネガティブ1.5度
フロントトー角
トーアウト0.5度
リヤトー角
トーイン1.5度
前後アッパーアーム取り付け位置は…
フロントはシャーシ側=自作ステー、Cハブ=キングピン同軸
リヤはシャーシ側=標準、ナックル側=外側。

-備考-
タイヤはタミヤミディアムナローラジアル。路面状況やボディ、タイヤにも因ると思いますが、一般のツーリングよりリヤネガキャンバーを強めにすると安定するようです。