クーラーの無い部屋やクーラーの冷気の循環用として今でも
よく使われる扇風機。しかし意外とメンテナンスはおろそかに
されているもの。
値段も安くなっているので壊れたら買い換えればいいと言う
コトなのでしょうけど、結構簡単に直るものです。
まずトラブルで一番多いのが駆動系の油切れ。電気系が
壊れると言うことはまずありません。
ファンの回転が不安定、回転数が低いと言うのは大抵
油切れです。放置しておくとモーターが加熱し、最悪
発火の恐れがあります。
注油はできれば分解してギヤや軸受けごとに鉱物系グリスを
塗ってやるのがいいのですが、首振り式扇風機のギヤケースには
大抵スプリングとスチールボールを組み合わせたクラッチが
仕組まれており、
(首振り中に壁などに当たって動きが制限されるとカチッカチッ
カチッと音がして駆動系を保護するするアレです)
不用意にギヤケースを開けるとパーツが飛び出すことがあるので
一般の方にはお勧めしかねます。
オイルスプレーを前面の軸受け部と後部モーターカバーを止めている
ネジ穴が注油口になっていますので吹き込んでやります。
これで大抵は性能を回復します。
使用するオイルですがクレ5-56はお勧めしません。容易に手に入りますが
石油系なので洗浄効果が高く、元から残っている油分も洗い流して
しまいます。場合によっては逆に動きを渋くしてしまうことも…
機械油系、グリススプレーなどを使用しましょう。
556はクロモリ製自転車にはかなり重宝するんですけど念。
あと工具の錆び取りとかなんにしてもノーマルの556を
ラジとかに使うのは禁物ですよね。
僕はちなみにKYOSHOの使ってます。
556は洗浄効果が高いのがメリットであり、デメリットでもありますね。
以前はラジコンのベアリングを脱脂したあとに556に漬けるのが
一般的でしたが…最近はメタルオイルですもんね(^-^;